2023.3 満開の梅を訪ねて 月ヶ瀬梅渓・いなべ梅林公園

旅の空

3月9日と10日、見頃の梅をはしごしてきました。
桜は薄桃色一色だけど、梅は白・桃色・紅のコントラストが華やかでウキウキします。
春に先駆けて咲くのもいいよね~

まずは、古くからの梅の名所、奈良県の月ヶ瀬梅渓。
大正11年に名勝地指定された月ヶ瀬は、約1万本と圧倒的な本数を誇る関西屈指の名所です。
南北朝時代、逃げてきた後醍醐天皇の側近の女性が、熟した梅の実で烏梅の作り方を村の人に教えたのでその梅の実を採るためにたくさん梅の木を植えたとの伝承もあります。

行政センターに車を停めて、数分歩くと月ヶ瀬梅林の入り口です。初めはキツイ登り坂がありますが、頑張った分、見事な風景が待っています。途中、年配ご夫婦の奥様が、「こんなキツイ坂だったら来なかった。あんただけ行って!私はここで待ってる」と駄々をこねていました。どうしたかなぁ((+_+))

登りきると、その先は平坦な道が続きます。見どころは、なんといっても眼下に見える渓谷とのコントラスト。この絶景を見るための展望台があちこちにあって、撮影ポイントには困りません。
最初のポイント、一目八景、一目で8種類の風景が見られるってことかな?

次は帆浦梅林、この展望台からの景色が有名かな。

月ヶ瀬の楽しみはもう一つ、道のあちこちにある茶店。斜面にせり出すようにテラスが作ってあって、飲食しながら、ゆったりと梅の鑑賞ができます。昔ながらの茶店の佇まいで、茶店ごとにメニューも異なって楽しめます。

お昼時だったので、茶店のメニューを覗きながら休憩場所を探します。
結局、一番奥の天神梅林で見つけた茶店、こんにゃく串と手作り草餅を頂きました。

平日だったせいか、茶屋のおいちゃんがヒマで、あれこれお話できました。
焼餅の写真撮ったら?と言われたので、せっかくだから焼いているおいちゃんの写真も撮らせてもらいました。

草餅はあんこも餅も全部手作り、餅は朝からつくんだって!4時に起きて作った出来立て草餅は柔らかくて美味しかったです。そのままでも美味しいけど、こんがり炭火で表面を焼くとさらに美味しい。

美味しくて、お土産に売っている草餅を買い占め(笑) 坂の上で奥さんが別の店をやっていて、そこならまだ残っているかもと言われて、そちらの草餅も買わせていただきました。
去年食べた人が美味しくて、今年は事前に電話があって、5個入り15パック注文あったんだって。納得の美味しさでした。ごちそうさまでした。

花より団子になってしまった(^^ゞ
ここからは、一気に梅の写真。まずは梅林公園、前身は「品種園」といい、全国から集めた約40種類、270本の様々な梅が咲き誇っています。

ピンクのしだれ梅は青空とのコントラストが最高。

茶屋の店先にあった天然記念物らしい養老すだれ。薄桃色の八重梅が一番好きだったかも。

翌日10日は、関西地方、梅の名所ランキング1位の「いなべ市農業公園」
約100種、4,000本以上の梅が鈴鹿山脈を背景に咲き乱れます。白・桃色・紅まで濃淡が見事で、梅のじゅうたんのようでした。撮影スポットとして見晴らし台が作ってあります。

梅林内は飲食禁止で、じっくりと梅を鑑賞することができます。

満開の梅を堪能した2日間、丹精込めて花を咲かせてくださった皆様、ありがとうございました。

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