2021.12 鳥取・舞鶴 初冬の日本海

旅の空

鳥取砂丘は小学校の時から知っているのに
一度も訪れたことのない鳥取県。
そして、乗ったことのない山陰本線、
荒々しい冬の日本海を眼下に眺める電車旅に行ってみた~い。
そして、冬の美味しい魚介を食べた~い。蟹祭りだ~!!

ADDress2か所目は、鳥取駅から2駅ほど行った岩美町。
民泊「日出嶋」さんとの連携拠点でした。

築120年の古民家を解体して再建築した古くて新しい家。

コロナ前は海外のツーリストが、いっぱい来ていて賑やかだったんだって。
オーナーご夫婦も一緒に住んでみえて、アットホームな宿です。

鳥取砂丘は広かった!! 砂浜じゃなくて砂丘だと実感。
ちなみに、砂丘は、砂が堆積してできた丘状の地形のことで、砂漠は、降雨量が極端に少なく、生物の活動がほとんどできない不毛の地らしい。広さの違いじゃないのね~

砂丘近くの砂の美術館。テーマとなる国が毎年違うらしい。2021年はチェコ・スロバキアでした。
世界中から砂彫刻家たちが集まって作り上げる芸術作品なんだけど、展示期間が終わると壊して砂に戻す。まさに砂上の楼閣、はかない・・・

鳥取県にはスタバはないけど日本一のスナバがある。
知事の名セリフが元でオープンしたすなば珈琲。その後スタバは出店したみたいだけど、、
がんばれ、すなば珈琲。

さて、お目当ての松葉ガニは?といえば
記録的な不漁で価格高騰、例年の2倍ほどのお値段らしく、いくつかの市場を回ってみたけど、手が出ず断念(泣)
なんとか手が届くお値段の「紅ズワイガニ」を意気揚々と買って帰ったら
宿のオーナーさんに、地元では紅ズワイガニは食べないよと、すげなく言われてガッカリ。

近くには、ユネスコ世界ジオパークに認定された山陰海岸があります。
京都から鳥取にまたがる230.9Kmの広大なエリアの一部を歩いただけでも圧巻の海岸地形。
多くのトレイルコースがあるらしいので、また来てみたい!!

出発の朝、奥さんが最寄り駅まで車で送ってくれました。
ポツンと立っている小さな無人駅。電車慣れしていない私は改札がないことにドキドキしてしまう。

快速アクアライナーに乗りました。
日本海を眺めて走る電車旅は素晴らしかったけれど、
アクアライナーは、2022年3月のダイヤ改正で廃止になったそうです。
1回しか乗っていないけど、乗り納めになってしまいました。
過去の旅行は車ばかりだったので、多拠点生活で日本中の電車に乗るのが楽しみだったけど、
ひょっとして、叶わないのかなぁ・・・

冬の日本海を間近に眺めながら、次の拠点、海の京都「舞鶴」に向かいます。

舞鶴の拠点は、ゲストハウス宰嘉庵(さいかあん)との連携です。
かつての城下町の風情が残る西舞鶴地区にあります、舞鶴には4泊して仕事もするつもり。
舞鶴といえば、旧海軍の軍港、赤レンガ倉庫しか知らなかったのですが、軍港の東舞鶴、城下町と漁港の西舞鶴と、3つの顔を持つ歴史ある街でした。観光目的では訪れることのない西舞鶴に滞在できたのもADDressならではの面白さです。

コロナ禍で旅行者は少なく、拠点では、4ベッド個室を一人で使わせてもらえました。

部屋のテーブルは小さいけれど、一階和室に炬燵がある♪
長期滞在は私のみなので、炬燵を独り占めして、午前は仕事、
午後は宿の自転車をお借りして、気ままにポタリングしました。

拠点近くの商店街「HIRANOYA」
地面のレンガやアーチ、凝った意匠が楽しい。
西舞鶴は城下町だったこともあり、日本の古い街並みや昭和の懐かしい風景が残っています。

拠点から徒歩数分、商店街の中に、銭湯「若の湯」があります。
西舞鶴での楽しみのひとつ、銭湯巡り・・ 舞鶴市には国の有形文化財に登録された2軒の銭湯が営業しています。有形文化財で営業している銭湯が珍しい上に、同じ市に2つもあるなんて奇跡です。
若の湯はレトロな洋館風の外観が特徴で、創業は明治36年。現在の建物は大正12年建設だそうです。

私ひとりの時に脱衣所の写真を撮らせてもらいました。下足箱やマッサージ機(ちゃんと現役です)など、浴室のタイル、赤富士のペンキ絵など、ノスタルジックな古き良き銭湯の雰囲気がそのまま残っています。

2つ目の銭湯「日の出湯」は、拠点から暫く歩いた漁師町の路地にある町家風銭湯です。若の湯が洋風、日の出湯が和風というのも面白い。人通りのない暗い路地がひとり心細く歩いていく先に、日の出湯の煌々とした光が見えた時は、旅をしているんだなあと感慨深かったです。
2階は床の間付きの和室で、湯上りに窓辺で通りを眺めたかったけれど、コロナ禍のせいか2階へは入れませんでした。

銭湯のある吉原地区は、江戸時代、漁民のための町として、人工の水路が作られました。
水路の両側に舟屋が並び水面に映りこむ様子は、日本のベネチアとも称される「吉原入江」と呼ばれ、観光スポットになっているようです。漁師町に住んだことはないけれど、懐かしい気持ちになるのは何故だろう?

舞鶴でも松葉ガニとは縁がなかったけれど、銭湯「若の湯」近くの「漁師小屋」さんで、とれとれの新鮮なお魚を食べました。

日本海側なので白身のお魚が絶品。

隣の席の二人連れのおじさん達と仲良くなって一緒にお酒を飲む♪
美味しい魚を食べ歩いている恰幅のいいおじさんのお勧めは、肝醤油。でも、その日はあいにく売れきれたようで、裏メニューの肝煮物を頼んでくれました。肝は傷みが早いので貴重らしい。数種類の魚の肝を煮付けにした一品は、かなりの食べ応え、そして多分、高カロリー。
おじさん達曰く、美味しいもの沢山食べてきたけれど、究極の美味は肝。そして、からすみ、らしい。
日本では高級品のからすみだけど、台湾に行くとビン詰めで安く手に入るらしい。
1人は痛風持ち、一人は糖尿病とのこと。
そりゃあ、そうだろう!!! 食べちゃダメでしょ、肝!!(笑)

拠点の自転車を借りて、海岸沿いを走って東舞鶴にも行ってきました。
コロナ禍なのか、平日のせいか、あちこち閉まっていて入館できず、雰囲気だけ味わいました。
海自カレー食べたかったぁ・・・

西舞鶴からの帰りは、偶然にも「丹後の海」に乗ることができました。

海の京都をイメージした車両と内装。つかの間の贅沢旅行をした気分。
今回のADDress旅行も堪能しました。次はどこに行こうかな?

今回の会計
6泊7日 交通費:19,680円 食事代他:26,256円 合計:45,936円 1日あたり:6,562円
朝食・昼食は、なるべく拠点で自炊するけれど、旅先の美味探求は外せないものなぁ。交通費の節約しなきゃ。

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