2023.4 初めての飛行機輪行 春らんまんの高知

サイクリング

「輪行するなら、飛行機で行く高知がおススメですよ♪」と、サークルズの若者の話を聞いてから
いつかチャレンジしたいと思っていた飛行機輪行、行ってきました爆  笑

・速い・・・電車だと5時間くらいかかるところ、あっという間の1時間
・コンパクトな空港なので移動や手続きが楽・・・セントレアではなく名古屋(小牧)空港
・安い・・・航空会社はFDA
・自転車用ケースの貸し出しあり、しかも無料

FDA名古屋空港からは、他にも札幌・青森・花巻・山形・新潟・出雲・福岡・熊本の路線があって、
どれも電車では遠くて行きにくい地方ばかりなので、ほんとに助かる。
しかも、フリーな身としては航空券の安い日を選んでいくと、かなりお値打ち。
と、遅まきながら格安航空券に目覚めたのでした照れ

出発直前にサークルズに行くと、高知をススメてくれた若者は不在でした。
なんと!彼は高知出身で名古屋に修行に来ていて、今は高知で自転車屋を開店すべく頑張っているらしい。
なるほどねーーー、確かに高知愛に溢れていたわ。
他の若者が自転車輪行よく行くというので、注意点などを聞きました。

しかし、話の最後に聞いた高知のおススメ、聞いた私がバカだった。
四国カルスト、高知から香川の縦断ルート、さらに話は盛り上がり、5日間の休みで九州縦断した話へと。
山ばっかりやーーーんえーん
龍馬の桂浜やら、仁淀川やら、水辺をポタポタ走る私との違い。
改めて、坂道攻略せねば話についていけん!と思ったのでした。

さて、飛行機輪行の詳細
名古屋から空港までシャトルバスです。自走できるのですが、ヘタレなので楽な方に流れる私。
5:50自転車で自宅出発
6:20名古屋駅到着、輪行袋に梱包
6:50シャトルバス出発
7:20名古屋空港着
7:40搭乗手続き、チャリ箱受取収納、荷物検査完了
7:50保安検査、搭乗口
8:10離陸
9:10高知着
初めての自転車輪行なので、慌てないように余裕を持ったスケジュールでした。

バス到着場所は入口の真ん前。アプローチがめちゃくちゃ短くて、輪行袋移動には助かる。

搭乗手続き、荷物検査場もコンパクト。

カウンターで輪行箱を受取り、輪行袋から出して入れます。

箱サイズに収まらないとダメなのですが、ロードバイクは問題なく入ります。前後車輪とペダルを外して梱包します。
少し箱がふくらんでも問題なし。ヘルメットやサドルバックなんかも入れて、機内では身軽に。
ここで注意点、組み立てる時の工具はこの箱に入れましょう。うっかり機内に持ち込むと保安検査でひっかかります。
また、気圧の関係でバーストの恐れがあるからタイヤの空気を抜くかどうかですが、若者から必要ないですよと事前に聞いていたので、抜かずに行きました。空港や航空会社によっては指示されるようです。

飛行場をてくてく歩いて搭乗。

機内サービスは選べる飲み物とクロワッサン1個、あっという間に高知に着きましたニコニコ
来ましたぁ!!高知龍馬空港。
最高の季節、「目に青葉、山ホトトギス、初鰹」を堪能するぞー

今回は、もう一つ”初”があるのです。ジャジャーン!!
GARMIN EDGE EXPLORE2
ついに、GARMINのサイクルコンピューターを買ってしまいました。

こちら、昨年9月に発売したナビゲーターに特化したサイコン。
私のように知らない場所を旅したいサイクリニストにピッタリなのです。
事前に作成したマップを読み込み、ライド!!

なのですが、
交通量の多い幹線道路を避けるために、ずいぶん遠回りしたり、
必ず、坂道というか山登りを入れ込んでくるので、使いこなすのにもう少し時間かかるかな。
高知空港からのルートも、途中に無駄に激坂が入っているガーン
200m一気に登るって、どんだけ~
山を避けてトンネル通ったら、ずっと「ルートミス!!」って警告音が鳴っておりました口笛

いつもの瀬戸内海と違って、高知の太平洋は雄大だなぁ。
「日本を今一度せんたくいたし申候」大きな志も抱くよね。
向こうに見えるのが桂浜です。海岸線は、ずっと花が植えてあってキレイでした。

四国統一したのち、秀吉との戦いに敗れた長宗我部元親。
22歳初陣の時の銅像がかっこよすぎて、思わずチャリと一緒にパチリ。
像の下には四国の地図が・・・高知の人の元親への想いが伝わりますね。

気持ちいい季節なので、お遍路さんも歩いてみえました。

高知市内のADDress拠点のゲストハウスまで走って、その後は市内をポタポタ。
一応、はりまや橋もパチリ。

自転車を置いて、ひろめ市場~
こんな楽しい場所はないよね。約60店舗が軒を連ねる屋内屋台街。
高知はアーケードの商店街もたくさんあって、居酒屋の数が半端ない。
そして、明るいうちから飲んでる生ビール 食べ物も安くて美味しいし、住みたいなぁ。

飲食スペースがあちこちに。店舗で買ったお酒やお料理を運んで食べるルール。
なぜか天井にミラーボール。

高知で外せないカツオのたたき、豪快に藁焼きしたカツオを塩、すだち果汁、にんにくスライスで食べる。アオサの天ぷらも名物。

たくさんお店があっても際限なく食べられるわけでもなく、次の一品は安兵衛の餃子となりました。

は~あ、満足、満足。あとは寝るだけじゃー

2日目は、激坂チャレンジして、五台山、竹林寺、そして朝ドラの牧野博士の植物園に行きました。
五台山竹林寺は724年、聖武天皇の勅願を奉じた僧・行基により唐の五台山になぞらえ開創され江戸時代まで隆盛を極めたそうですが、明治の廃仏毀釈により寺領の多くを失ったそうです。
五台山展望台や牧野植物園は、かつての竹林寺の敷地だったそうです。

五台山展望台まで登り切りました。

高知の市街地や港が一望できます。

竹林寺は、今年が開創1300年だそうで特別開帳をしていました。
秘仏本尊の文殊菩薩像は、50年に1度の開帳で今年はまだ9年目らしいですが、1300年の節目で特別開帳になったそうです。
次に開帳するのは41年後、まあ絶対に見られないので、ありがたく拝見しました。

今だけ限定のお守りをいただきました。

竹林寺を後にして、牧野植物園に。

GW前の平日だったので、そんなに混雑していませんでした。
牧野植物園は、「植物園を造るなら五台山がええ」との90歳を超えた牧野博士のひと言で1958年に開園したそうです。

植物園はめちゃくちゃ広くて、温室も含めて全て回るには一日かかります。
ちょうど団体さんが来ていたので、案内をこっそり聞きながら一緒に歩きました。
広大な園内の至る所に、植物に名札がつけられています。大切に育てられているのだなと感心。

朝ドラで登場する牧野博士が一番好きなバイカオウレン。

花の時期は3~4月ですが、ちょうど咲き終わっていました。残念。
朝ドラの影響で大人気だそうで、売店でいっぱい苗を売っていました。

その代わり、ツツジや他の花々が満開。まさに春らんまん。

広大な敷地です。温室も行ってみたかったけれど断念しました。

ヒトツバタゴ、別名なんじゃもんじゃの木が満開でした。愛知と岐阜、あと長崎にしか自生しない珍しい樹木。高知で満開を見るなんて奇遇です。

3日目は、奇跡の清流、仁淀川でカヌー体験しました。
クリスタルカヤックで、川の透明度が高いため、浮かんでいるようにみえます。

深さや広さ的には、この場所がカヌーができる最も上流だそうです。
ここだと、仁淀ブルーというよりは、仁淀グリーンですね。
帰りに、対岸の池川茶園工房cafeで抹茶ティラミスをいただきました。
新茶の季節で茶畑の新緑が美しかった。

カヌーから、さらに上流に行くと仁淀ブルーが見られます。ほんとに青かった。

3日目は、土佐の日曜市に行きました。
道沿いに市が立つ街路市は、江戸時代に藩が始めて、明治になってから曜日制になったそうです。
その中でも日曜市は350店、1丁目から7丁目まで7つのブロックに分かれていて、とても全ては回り切れません。
終日路上で開かれる位置としては日本一の規模だそうです。
フェニックスの街路樹も南国ならではの市ですね。

高知名物アイスクリン。

絶品芋天。

どこでも見かける屋台ではない、土佐でしか出会えない店の数々に大はしゃぎ。

日曜市で有名な路面電車のおもちゃ。

最後に、四万十川にも足を延ばしました。
日本最後の清流四万十川、増水時には水面下に沈む沈下橋。ただただ美しい。

高知は斜面に沿って張り付くように家が建っています。山に溶け込むような集落も一幅の絵のようです。

鯉のぼりの川渡し発祥の地らしいです。川渡しだけでなく、山上から一斉に泳ぐ鯉のぼりが圧巻でした。

高知は、とにかく楽しかった。

同じ四国でも、本州との交流が盛んな愛媛や香川と違って、遠く離れている分、独特な文化や人情があるなと思いました。南国土佐、また飛行機輪行で来ようっとおねがい

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